大杉カツ丼の 月に向かって喰え!

正統派からご当地・変わりカツ丼まで、名古屋・愛知・岐阜を中心にカツ丼マニア・大杉カツ丼が食べ歩きます。

享楽亭@上ゲでカツハヤシ

名鉄河和線 上ゲ駅を北へ徒歩5分ぐらいの場所にある享楽亭。
大正元年(1913年)創業、100年以上続く老舗洋食店です。

料理旅館として店を構え、洋食店へと変わり・・・移転して現在の場所に。
洋食店へ新装開店した際、カブトビールから贈られたカウンターが店内に残されています。

(ユニオンビールはカブトビールの別ブランド)
これが相当貴重な物らしく、半田の赤レンガ建物からも譲って欲しいという話しが有ったとか。
当時の享楽亭は武豊港に近い堀川沿いに有って、税関の官史、旦那衆、事業家、町の名士、外国航路の船員たちが集まり、ビールや洋食を味わっていたそうです。
この堀川、武豊町甚田の新池を源に東へ流れ、JR武豊駅付近で衣浦湾に注いでいます。江戸時代に頻発する洪水を防ぐために、この地を治めた成瀬正成武豊港まで堀を掘って直に水を流すようにしたことから「堀川」と呼ばれるようになったと伝えられています。

さて、享楽亭と言えば「ミヤビヤ」で有名ですよね。円頓寺の勝利亭が閉店した後、昔からミヤビヤ(メアベア、ミヤベヤ)を提供しているのは岐阜市あじろ亭、津市の中津軒、そして享楽亭の3軒のみ。
私はミヤビヤというものを経験したことが無いので、食べたいのは山々なのですが、来る前から決めていたカツハヤシをいただきます。

サラダと一緒に提供。
食べ進めた後から、「出すのが遅くなってゴメンね~」と奥様が赤出汁を持ってきてくれました。

カツ寄りの画。全体的に量は少な目です。
寄ったので大きく見えるカツ、肉の厚さは5ミリぐらいでしょうか。薄目ですが衣サクサクで肉々しさも有り。
ハヤシは濃厚で甘味を抑えた深い味わい。これがめちゃくちゃウマくて、ライス・ハヤシ・カツのバランスが秀逸。
量は少な目ですが、お昼ならちょうど良いかな。
後から出てきた赤出汁もウマかった。
次回はカツ丼かミヤビヤか、悩ましいところ。

メニュー
カツ丼 900円 大 1,150円
カツハヤシ 1,150円 他

住所:愛知県知多郡武豊町池田1-114-3
電話番号:0569-72-0064
営業時間:11:30~14:00 17:30~20:00
定休日:水曜日
駐車場:有

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