大杉カツ丼の 月に向かって喰え!

正統派からご当地・変わりカツ丼まで、名古屋・愛知・岐阜を中心にカツ丼マニア・大杉カツ丼が食べ歩きます。

中国料理 不二屋@八日市ICでカツ丼

この日は仕事で東近江市へ。
お昼時、近辺のカツ丼検索でヒットしたのが、伊吹庵と、その向かい側にある不二屋。伊吹庵は一度訪問している(うどんを食べている)がカツ丼は未食。不二屋は中国料理店で、昔からある大きな店。こうなると、迷わず不二屋を選択します。

この店構え、渋いですよねー。自分が子供の頃は、名古屋にもこんな感じの店が有ったよなぁ。何か特別な時に行くみたいな。(東陽飯店とか黄鶴楼とか南京街御苑とか)
宴会場も備えた広い店内ですが、通常は本館1階のホールを使用する様子。
お得な日替わりランチや、所謂チャーラーであるニイハオセットなど、ランチメニューが多数有る中で、グランドメニューからカツ丼を注文します。
メニューには、カツ丼の後に小さく中国風カツ丼と記され、味付は醤油味と書かれているのがキニナル!

期待通りのヴィジュアル、これぞ中国風?!
濃い色の餡がたっぷりで、野菜と玉子にカツ。天津飯の上にカツが乗っているような感じもしますが、天津飯がどんなのかは不明。
餡は醤油味とは言っても、日本の醤油では無いような。オイスター系のシッカリ味で、かと言って塩気は控えめで奥深い感じ。
カツは予想していたよりも薄くて小さく、ちょっと物足りなさは有るかな。
野菜はシャキシャキで玉子はふんわり仕上げ、ご飯と餡との相性良し。
もう少しカツが大きいと尚良し。味は良かったと思います。

メニュー
カツ丼 1,050円 他

住所:滋賀県東近江市妙法寺町844
電話番号:0748-22-0849
営業時間:11:30~14:00 17:00~20:00
定休日:火曜日
駐車場:50台

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上海楼@御器所でカツ丼

御器所交差点から北東へ徒歩10分弱ぐらいの場所にある中華料理の店、上海楼。
上海楼と言えば飯田に有名店が有りますが、関係は無いでしょう。たぶん。

元々は飯田街道にお店を構えていらっしゃったそうですが、10年ぐらい前にコチラへ移られた様子。
あまり広くない店内ですが、綺麗に保たれていますね。気持ち良く食事ができます。
メニューは町中華らしい麺類・御飯類・一品料理・スープ類というラインナップですが、別ページには、ベトコンラーメン・長崎ちゃんぽん・九州ラーメンなどが特製メニューとして用意されていて、その中にカツ丼が有るのです。

スープとザーサイ付き。さすが中華料理店ですね。

底が浅めで口の広い器で提供されます。
カツは薄目ですが、丼一面を覆う大判サイズ。
玉子とじはトロふわ仕上げで、味付け濃い目。薄くスライスされた玉ねぎにもよく味が染みています。
このツユがご飯の下の方までよーく染み込んでいるんですよね。
中華風ではない中華料理屋のカツ丼。良かったと思います。

メニュー
カツ丼 650円 他

住所:名古屋市昭和区雪見町3-12
電話番号:052-733-4310
営業時間:11:00~14:00 17:00~疲れるまで
定休日:月曜・火曜
駐車場:店舗裏に4台

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堀川周辺でカツ丼を食べる② とんかつ知多家 金城店@城北橋で冷やしかつ丼御膳

堀川周辺でカツ丼を食べる』シリーズの第二弾は、大津通と堀川が交差する城北橋の北東側にある、とんかつ知多家 金城店。
城北橋ですが、今回は写真を撮るのを忘れましたw

明治6年~10年(1876~1877年)に犬山と名古屋をむすぶ舟運と農業用水の取水を目的に、守山区水分橋で庄内川から分岐し、矢田川の下を伏越して、名古屋城西の幅下まで開削されていた堀川につなぐ川が作られています。この川は担当した技師、黒川治愿の名前から「黒川」と呼ばれていて、城北橋はこの黒川の部分に架けられた橋ということになります。
名城公園以北、城北橋~夫婦橋の間は600本を超える見事な桜並木になっていて、その中でも城北橋からの上流の眺めは見所であると言われています。
今回は名古屋市のページを参考にさせていただきました。

さて、本題です。
7月1日から提供が始まった、1日10食限定の『冷やしかつ丼御膳』を早速いただいてきました。

キャベツ(おかわり自由)、煮物、冷製茶碗蒸しと、味変アイテムとして、胡麻・山葵・塩昆布・大葉・梅ペーストの薬味が用意されます。

丼寄りの画。
冷水で洗ってぬめりを取った白米の上に、揚げたてサクサクのロースかつが乗り、ひんやり冷たい焼きあご出汁でお茶漬け状態に。
お出汁はそこまで強くないかな。塩気も控えめで、あっさりしています。
ロースのカツはそこそこの厚みでスッと噛み切れる柔らかさ。
さらに、とろろと茄子・南瓜・オクラが添えられ、いかにも夏らしい彩り。とろろを出汁に溶かして、トゥルッといただくのもイイですね。
味変アイテムが豊富なので飽きることなく最後までいただけます。特に塩昆布がイイ仕事していたかと。
ご飯の量がちょっと少な目だったのと、出汁がキンキンには冷えていなかったのが少し残念かな。
それでも良かったと思います。暑い日にピッタリの一杯。あっさりサラリと、いかがでしょうか。

グランドメニュー
ロースかつ重(並) 1,120円 ロースかつ重(大) 1,290円
ヒレかつ重(並) 1,290円 ヒレかつ重(大) 1,450円
限定メニュー
冷やしかつ丼御膳 1,280円 他

住所:名古屋市北区金城4-2-1
電話番号:052-912-2211
営業時間:11:00~LO14:30 17:30~LO21:30
定休日:無し
駐車場:有

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松葉屋@一色町でトンかつ丼

この日は西尾市の某店へ出向くも、臨時休業。せっかくココまで来たのだから、もう少しだけ足を延ばして一色町の松葉屋へ。
一方通行の細い道、知らなければ見過ごしてしまうような店構えです。

創業は昭和5年(1930年)4月。90年以上の歴史を重ねる、地元の方々に愛され続けて来た店です。
この日は土曜日で、昼の12時少し前。先客は2組だけでしたが、私が着席してから続々とお客さんがやって来て、アッという間に待ちが出る状態に。タイミング良かった~

カツ丼は、トンかつ丼かチキンかつ丼かの選択。「トンかつ丼ください」と注文しましたが、地元の方々は「かつ丼」と省略されていましたね。

味噌汁、漬物付き。
丼は美しいお顔!

かつ丼寄りの画。
どうですか、玉子とじのトロトロ感、火入れ加減が絶妙ですよ。黄身と白身が完全に混ざっていないのも綺麗でイイですよね。
具が無くシンプルで、味付けは濃すぎず薄すぎず、甘さも控えめ。お出汁がよく効いて上品な味わいです。
ロース肉は10mmくらいの厚みがあり柔らか。脂身までウマく、質の良い肉を使っているのでしょう。
赤出汁もイイお味。人気があるのが良く分かります。
次回は中華そばも一緒に食べたい!

メニュー
トンかつ丼 920円 チキンかつ丼 920円

住所:愛知県西尾市一色町一色中屋敷97
電話番号:0563-72-8314
営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00(夜は土日のみ)
定休日:水曜日
駐車場:店舗向かい側

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角屋食堂@福岡県糸島市でカツ丼

この日は福岡県へ出張。福岡市の西側に位置する糸島市が目的地です。
昼食は事前に調べておいた食堂へ向かうことにします。

糸島市の中心部、JR筑前前原(まえばる)駅の北側にある角屋食堂。
筑前前原は、江戸時代に唐津街道の宿場町「前原宿」として栄えた場所。店の北側は旧街道の名残があり、古い商店街になっています。かつては糸島随一の繁華街として賑わったそうで、筑前前原に出かけた時は角屋食堂に寄るのが定番、と言われていたこともあるようです。
創業は大正10年。メニューにもちゃんとと書かれています。ちなみに、営業時間はだいたい10時~というのも公式情報。こういうアバウトさがイイですねw
タイル張の床にテーブル席と小上がり、昭和で時が止まったようなリアルレトロの素敵な空間。だいたい100年の歴史を体感できます。

メニューは、定食・丼物・麺類・洋食・甘味と豊富。角屋食堂の名物であるポークケチャップ定食がとってもキニナルのですが、カツ丼をいただきます。メニューには味噌カツ丼もありますが、ノーマルの方で。

丼と汁物の椀が共に蓋付きで提供されます。

オープン・ザ・蓋!
玉子のすまし汁はイイお出汁が出てて、ウマいっす。

丼よりの画。
大きくて厚みがあり程よい脂身、旨味の強いイイお肉。地元の糸島豚を使用しているそうです。
玉子とじはふんわり仕上げで、少し濃い目の味付け。具の野菜も地元産というこだわりよう。
ボリュームがあり食べ応えのある一杯。これで650円は安すぎます。
他のメニューでちょっとキニナッタ洋風丼。会計時にどんなのか聞いてみると、野菜をたっぷり使ったカレー味のカツ丼だそうで、次回は食べてみてね!と。
また食べに行きたい!

メニュー
カツ丼 650円 味噌カツ丼 650円
洋風丼 650円 他

住所:福岡県糸島市前原中央3-20-1
電話番号:092-322-2214
営業時間:だいたい10:00~18:00
定休日:日曜日
駐車場:無し

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堀川周辺でカツ丼を食べる① 萩屋本家@中橋

私事ですが、堀川検定2022上級編に合格し、堀川アンバサダーを拝命いたしました。
そんなわけで、堀川とカツ丼を絡めて紹介できれば・・・ということで『堀川周辺でカツ丼を食べる』シリーズを不定期で発信していきます。
第1回目は、堀川右岸、中橋の南側に位置する萩屋本家。お蕎麦屋さんです。
先に、中橋について紹介しておきましょう。

中橋西南側からの画像です。
江戸時代、堀川が開削された当初に架けられた七つの橋(五条橋、中橋、伝馬橋、納屋橋、日置橋、古渡橋、尾頭橋)を堀川七橋と呼んでいます。中橋は五条橋と伝馬橋の間に位置するので、そう名付けられたようです。
大正6年に木橋から鋼製桁橋に改築され、平成26年に上部構造がリニューアルされていますが、現在堀川に架かる中では一番古い橋になります。
橋台は石積み、橋脚は細い鉄材をリベットで接合した造りは珍しいのだそう。

橋の東側は木材や竹・薪・炭などを扱う商人が多く、西側は美濃路が通り、米・味噌・醤油・肥料等を扱う商人が多かったようです。その両岸を結ぶ中橋は、城下町の産業に無くてはならない橋であったということです。

橋の西北はこのような風景。現在は中橋~五条橋までが四間道と呼ばれていますが、本来は納屋橋から続いていたそうです。
以上、伊藤正博さんの名古屋歴史ワンダーランドを参考にさせていただきました。

さて、本題に入ります。
ランチは、蕎麦と丼物がセットになった定食メニューがあり、その中の一つがタレかつ丼定食というわけです。タレかつというところが珍しく、ずっと気になっていました。
蕎麦は、ざる/かけ/たぬきから選べる他、100円プラスでカレーも選択可能。評判の良いカレーせいろをいただくことにしますが、夏季は冷たいルーもできるようで、冷やしカレーで注文。蕎麦は大盛無料ですが、普通盛で。

やはり蕎麦が主役で、丼はミニになります。漬物とプチデザート付き。
カレーは冷たくても旨味はしっかり。蕎麦と一緒にいただくのにちょうど良い濃度加減。このボリュームなら蕎麦大盛でも良かったかな。

ちょっと写真がイマイチですが、カツ丼寄りの画。
ミニサイズなので、カツもご飯も少しだけ。特に肉質に拘ったという訳ではなさそうなカツを、甘辛いタレにくぐらせたものでしょう。悪くないですが、オマケ的なもの。やはりメインはお蕎麦ですね。

ランチメニュー
タレかつ丼定食 1,050円 他

住所:名古屋市中村区那古野1-38-11 さくらHill'sリバーサイドEAST 1F
電話番号:052-563-1311
営業時間:11:30~LO14:00 17:30~LO22:00
定休日:日曜・祝日
駐車場:無

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喜多八食堂@中小田井でカツ丼

名鉄中小田井駅の北側にある喜多八食堂。ノスタルジックラーメンを食べ歩いている頃からの宿題店でした。
色褪せたトタン張りに、年季の入った看板とサンプルケース、そして店頭のスーパーカブ。ザ・昭和の店構えです。
店の中も、昭和で時が止まったような懐かしい感じ。高齢のご夫妻で切り盛りされています。
麺類と丼物一式のラインナップから、もちろんカツ丼を注文。(本当は中華そばも一緒に食べたかったけど、健康診断前なので・・・)

味噌汁と漬物付。ご主人が味噌汁はサービスみたいなことを言っていましたが、定かではありません。(よく聞き取れなかった)

予想外のボリューム感。
カツは程々に厚みがあり、大きめのサイズ。しっかり揚がっています。
甘めの味付けがされた玉子とじは、ふんわりトロリの火入れ加減が絶妙。具は長ネギのみで、刻み海苔がパラパラと。
ツユがご飯にもしっかり染みてイイ感じですね。
そして、具がたっぷりの味噌汁がウマい。ご主人曰く「七宝みその最高級のやつを使っとるからね!」と。(奥さんは、最高級じゃないわ~と言ってましたけど)

食べ終えてお会計を・・・と思ったところで、ご主人が「何歳に見える?」と聞いてきたので、(控えめに)75歳と答えると、「もっと上だよ」と。そんなやり取りが続き、85歳であることが判明。毎日、庄内緑地公園をジョギングされているそうで、まだまだお元気です。
Googleでご丁寧に返信されていますね~と聞いてみると、「あれは常連のお客さんにやってもらってて、ワシは何も分からん」だそうで。Googleを見て来ました、ってお客さんが多いんだとか。
お値段以上のボリュームと美味さ。良かったと思います。

メニュー
カツ丼 650円 他

住所:名古屋市西区中小田井5-92
電話番号:052-501-5152
営業時間:11:00~20:00
定休日:日曜日
駐車場:店舗裏に1台分

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