大杉カツ丼の 月に向かって喰え!

正統派からご当地・変わりカツ丼まで、名古屋・愛知・岐阜を中心にカツ丼マニア・大杉カツ丼が食べ歩きます。

【閉店】レストランツル@新栄で みそかつ丼

2021年2月27日で80年の歴史に幕を下ろした、新栄のレストランツル。
名古屋のメディア界ではお馴染みの店です。
色々な情報があり、建て替えて再開するという話もあるようですが、Google上でも閉業扱いとなっていますので、こちらでも【閉店】ということにしておきます。

私が訪問したのは1月22日。この時には閉めるなんて素振りは全くなく、閉店の話を聞いたときには驚きました。
今回注文したのは、みそかつ丼。前回食べ終えた時点で既に決めていました。

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蓋付きでの提供、丼は前回いただいたカツ丼と同じ大きさです。
osugi-katsudon.hatenadiary.jp

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蓋を開けると・・・カツ丼とはちょっと様子が違います。
薄い肉が使われていて、細かめのパン粉で揚げたカツ。
味噌ダレにドボンとくぐらせ、千切りキャベツの上に乗せての提供です。
甘めに味付けされたカツはサクッとした食感。これはこれで悪くないのですが、全体的にちょっとボリューム不足かなぁ。
前回のカツ丼がすごく良かっただけに、そう感じてしまいます。

あのカツ丼がもう一度食べたい!
再開されることを願います。

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メニュー
カツ丼 700円 みそかつ丼 700円
ソースかつ丼 700円 ヒレかつ丼 700円

住所:名古屋市中区新栄2-1-20

中央道 駒ヶ岳SA上り下り食べ比べ

長野県駒ケ根市と言えば、ソースかつ丼の街。
いつかは駒ヶ根ソースかつ丼を、と思っているのですが、なかなか機会がありません。
ただ、中央自動車道駒ヶ岳サービスエリアでは食べているんです。
駒ヶ根ソースかつ丼公式サイトに加盟店一覧が載っていますが、駒ヶ岳SAは上下線共にレストランが対象。
私が食べたのはフードコートなので公式加盟店ではく、非公式とはなりますが、上下線の食べ比べです。

まずは下り(名古屋方面)フードコート。
実は、2016年に一度食べているのです。それがこちら。

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味は覚えていませんが、悪くなかったという記憶。
そして、今回がこちら。

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この4~5年の間では器も内容も変わっていないのでは。
大きくて分厚いカツ、すごいボリュームですよね。
衣はカリッとした食感、おそらく二度揚げしているのでしょう。これだけ厚みがある肉を短時間で捌くには仕方がないかと。
肉は柔らかく、食べやすい仕上がりになっています。
ソースにくぐらせて味付けされていますが、甘味と酸味のバランスが良く、イイ味付けだなぁ、と。

続いて上り(長野・東京方面)フードコート。
券売機には8分程時間が掛かりますと書かれているので、期待が持てます。

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ところが、3分で提供されました。平日なのでランチタイムでも客はまばら。それでも揚げ置きしていたので早くできたのでしょう。
衣は下りと同じくカリっとした食感、肉厚で味も悪くないのですが、残念ながら熱々感がありません。
見た目も下りの方がボリューム有り、上りは損しているかな。

となると、軍配は下りということに。あくまでも個人的見解です。
4月27日は駒ヶ根ソースかつ丼の日だそうですが、コロナ渦では大々的にイベントもできないでしょう。
落ち着いたら加盟店に食べに行きたいと思います。

下りフードコート メニュー
駒ヶ根名物ソースかつ丼 1,000円

上りフードコート メニュー
三元豚ソースカツ丼 820円

井出ちゃんぽん 名古屋店でカツ丼

佐賀県北方市に本店を構える井出ちゃんぽん。
創業者の井手精市郎氏は、大阪で丼物の修行をしていた中、第二次世界大戦のために佐賀県武雄市北方町へと疎開
昭和24年に疎開していた佐賀県武雄市北方町で、井手ちゃんぽんの最初の店舗である「千十里食堂」を創業。
二代目の井手日出男氏が昭和55年に店名を「千十里食堂」から「井手ちゃんぽん」と変更し、現在に至るそうです。
そんな井出ちゃんぽんですが、老舗あるあるというか、似たような名前の店があります。
本店系列の他に、アイズカンパニー系列とアップルゴルフ系列、伊万里ちゃんぽん系列の3つに分かれている、というのが検索で出てくるのですが、どうもちょっと違うようで。大杉調べでは、アイズカンパニー→ヒューマングループ、アップルゴルフ→九州オレンジゴルフが展開する北方井出ちゃんぽん、佐賀県伊万里市伊万里ちゃんぽんは、二代目店主のお姉さんが開業した店舗。
と、どうでも良い情報ですが、今回訪問した店が何系列なのか?を知りたかったのです。結果、よく分からないという結論ですが、店内の様子からして本店のFC店または暖簾分けなのではないかと想像します。
本州初上陸として名古屋にやってきたのは2016年末の伏見。2019年9月に閉店し、翌10月には池下店がオープン、2020年6月にこちらに移転ということで、おそらく経営者は同一なのではないかと。
外看板は名古屋東店、箸袋は名古屋本店、食べログ公式では名古屋店、どれが正式なのか分かりませんが、ここでは名古屋店としておきます。
前置きが長くなりましたが、井出ちゃんぽんの隠れた名物、カツ丼をいただきます。
福岡空港国内線ターミナルのフードコートには、カツ丼をメインに扱う井出カツ丼という店があるぐらい、カツ丼も人気が有るのです。

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肉厚なカツを玉子でとじるオーソドックスなスタイル。綺麗な色の仕上がりです。
カツの衣にしっかりツユが染みていて、さっくりではなくしっとり。厚みのある肉は柔らかであり、噛み応えもあり。
ツユだく状態で、ご飯にもしっかり甘くて濃い目のツユが染み込んでいます。
ボリュームも有って、なかなか良いのではないでしょうか。
まぁ、普通のお客さんはちゃんぽん食べるんでしょうけど。

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メニュー
カツ丼 800円 他

住所:名古屋市東区泉1-16-13
電話番号:050-5597-9074
営業時間:11:00~22:00
定休日:要確認
駐車場:無し

魚半食堂@岐阜市でカツ丼

名古屋から向かうと、鶯谷トンネルを抜けてすぐぐらいの細い路地を南へ入った住宅地の中にある魚半食堂。
大学生の頃にバイトで岐阜メモリアルセンターまでちょくちょく行っていたので、鶯谷トンネルも通っていたのですが、この店の存在を知ったのはカツ丼を意識的に食べ始めてからです。

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画像が暗くて分かりにくいのですが、年季の入ったノスタルジックな外観。店の中も昭和のままです。
先代が空襲からかろうじて焼け残った自宅の一階を改装して昭和20年に商売を始めたそう。
麺類・丼物・洋食と幅広いメニューはどれも安く、値段も昭和のままといった感じ。
もちろんカツ丼を注文します。

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ご飯の上にのるカツの上からオレンジ色のソースがたっぷりとかけられています。
先代が考案したというこのソース、ケチャップ味と一言では片づけられない、今までに経験したことがない味わい。
ケチャップのような酸味に和風出汁のような香り、デミグラスソースとはまた違う。そしてとろみがつけてある。
なんとも説明がしづらい、唯一無二のオリジナルソースなんです。
カツは薄いのですが、2枚が敷き詰められカリッとした仕上がり。ソースをたっぷり絡めていただきます。
それでもまだソースがたっぷり有るので、ご飯もソース味でいただけるのです。
クセになる味となまさにこのこと。魅力的な一杯、また食べに行きたいな。

メニュー
カツ丼 650円 他

住所:岐阜県岐阜市初音町13
電話番号:058-262-8562
営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00
定休日:日曜日
駐車場:1台

カドヤ食堂@瑞穂区汐路町でカツ丼

名古屋市立大学病院の南側に店を構えるカドヤ食堂。
地元の方や名市大の学生に人気の、メニュー豊富な大衆食堂です。
以前の訪問ではカツラーメンをいただきました。

blog.livedoor.jp

この一年後にも食べに行っていますが、またまたカツラーメン。
2回の訪問時、どちらも隣の席で大学生が食べていたカツ丼がずっとキニナッテいたのです。
7年ちょいぶりの訪問で念願のカツ丼をいただきます。

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画像を見て分かるかと思いますが、玉子とじ後かけでトロトロの火入れ加減。デフォでスプーンが添えられるのも分かります。
甘くて優しい味の玉子とじに、カリッと揚がった厚めのロースカツ。
これが美味くない訳がない!
夢中で掻き込みあっと言う間に完食。オススメの一杯です。

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メニュー
カツ丼 750円 他

住所:名古屋市瑞穂区汐路町1-40
電話番号:052-841-7068
営業時間:11:00~14:00 17:00~19:00
定休日:土日祝日
駐車場:無し

【閉店】柳屋@野並でカツ丼上

麺類・丼物・洋食・定食を提供する、野並の柳屋。
少し前にTwitterで情報を入手したので、行ってきました。
カツ丼は上と並があるのですが、上が人気ということで、そちらをいただきます。

迫力あるヴィジュアルですね。
上になると、玉子を2個使用するのです。しかも、それぞれ火の入り具合が異なるという手の込みよう。
1個はふんわり仕上げ、もう1個は生に近い状態。味付けは甘め。
カツは薄くて特別肉質が良いという訳ではありませんが、玉子の存在が圧倒的で、カツから主役を奪っているのです。
とじ玉子とカツを一緒に食べるも良し、黄身を崩してどっぷり絡めて食べるも良し。
リッチな気分になる一杯、めちゃくちゃ美味かった!

メニュー
カツ丼上 830円 カツ丼並 680円

住所:名古屋市天白区井の森町197
電話番号:052-895-4040
営業時間:11:00~14:00 17:00~20:00
定休日:日曜日
駐車場:店舗北側

カミナリ飯店@名駅で中華風カツ丼

少し前に中京テレビ『前略、大とくさん』で紹介されていたカミナリ飯店。
外食事業を手掛ける、株式会社オー・エム・フードサービスが運営する店舗のようです。
番組では、テイクアウトできる中華グルメとして、カミナリ飯と中華風カツ丼が取り上げられていました。
カミナリ飯はカツ以外にも色々乗っかる、映えるヴィジュアルですが、いただくのはシンプルな中華風カツ丼です。

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丼というよりは、サラダを盛り付けるぐらいの器で提供です。それにしても、潔いシンプルさ。
具はネギのみで、餡掛けの玉子は卵白のみ。卵黄は他のメニューで使用するのでしょう。
なるほど、味はよくできています。濃すぎず、薄すぎず。
カツは特別なものではなく、業務的な厚みと形状ですが、悪くはないですね。
ボリュームは無いけど、そこそこイイ味しているかと。
でも、これで825円はちょっと高いよなー。チャーシューとか唐揚げが乗っかるカミナリ飯の方がまだお得感はあるかも。

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メニュー(税別)
中華風カツ丼 750円 カミナリ飯 880円

住所:名古屋市中村区名駅4-4-19
電話番号:052-414-6005
営業時間:11:30~AM0:00
定休日:無休