このブログを始めた当初からずっと課題店としていた、大垣の朝日屋。
実は臨時休業などで二度ほどフラれていまして、今回が初訪問となります。
この店で食べずして東海のカツ丼を語るべからず、と自分では思っていましたので、やっとこの時が来た、という感じでしょうか。
手打うどんを看板に掲げていますが、お客さんのほとんどは中華そばを注文、次いでカツ丼の注文が多いのです。
季節が変わり、寒くなりだしましたが、酢なし中華（冷たい中華そば）とカツ丼を注文します。
両者とも美しいお顔ですね。
酢なし中華は、冷え冷えで出汁の効いたスープと、冷水で〆られ固めに仕上がった中太ストレート麺、チャーシューに縁が朱色の名古屋蒲鉾。美味くない訳がない。
けっこうな手間が掛かっていて、これで530円は安すぎですよ。
カツ丼よりの画。
見て下さい、この黄金色のアワアワ。芸術的です。
厨房からはシャカシャカ音が聞こえていましたので、手で泡立てていたのでしょう。
外側の泡はフワフワ、中の方は半熟という絶妙の火入れ加減。甘辛ではなく、出汁が香る優しく上品な味わい。
カツは予想していたよりも肉厚で柔らか。カツの上に泡が乗っているので、両者バラバラのように見えますが、泡がカツを包み込んでいるので、ちゃんとした玉子とじカツ丼として成り立っているのです。
とにかくウマい。もっと早く食べるべきだった。
またすぐにでも食べたいと思わせる一杯です。
このようなアワアワのカツ丼、泡系カツ丼と呼ぶことにします。（泡系ラーメンってジャンルも有るし）
メニュー
カツ丼 680円 酢なし中華 530円
他
住所：岐阜県大垣市東長町40
電話番号：0584-78-4054
営業時間：10:30～17:00
定休日：月曜日
駐車場：有
