大杉カツ丼の 月に向かって喰え!

正統派からご当地・変わりカツ丼まで、名古屋・愛知・岐阜を中心にカツ丼マニア・大杉カツ丼が食べ歩きます。

開進亭@犬山城下町で かつ丼

犬山城の城下町、賑やかなメイン通りから一本西に入った、静かな通りに店を構える開進亭。
創業年はハッキリ分かりませんが、大正時代から100年近く続いているようです。

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コンクリート造3階建ての立派な洋館は、ハイカラな雰囲気で歴史を重ねた佇まい。
店内もクラシカルで落ち着いた空間、ゆっくりと食事をいただくことができます。

もちろん、かつ丼を注文。事前に調べた情報よりもメニューは絞られているようです。

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中央に玉子を配置するスタイルで、その玉子は生に近い絶妙な火の入り具合。
まずはこれを崩さずにカツだけをいただきます。
カメリアラード100%で揚げているというカツは、薄めですが濃いめのシッカリした味付けで、ご飯ススム系。
しばらく食べ進めたところで、いよいよ黄身を崩します。
カツに黄身を絡めて頬張り、タレが染みたご飯と黄身を混ぜて楽しむ、至福の一時。

開進亭から徒歩5秒『スナックたまの』のご主人は、60年間で500杯以上食べていても一向に飽きないそう。
また食べに行きたい、と思わせる一杯でした。

メニュー
かつ丼 700円 海老かつ丼 800円

住所:愛知県犬山市犬山西古券267
電話番号:0568-61-0212
営業時間:11:00~14:00 17:00~20:30
定休日:水曜日

大阪王将 知立店で50年目の「情熱追い玉カツ丼」

餃子専門店の大阪王将が、この街の味シリーズ第5弾として、50年目の「情熱追い玉カツ丼」を期間限定で販売開始したので、早速食べてきました。ご飯大盛り無料なので、大盛りでいただきます。
(販売期間は2021年2月10日~4月11日予定)

全体の画です。スープ付で提供され、キャベツとザーサイが添えられます。
公式サイトの(メニューにも使われている)画像がこちら。

メニュー写真と実物が違うのは、まぁ予想範囲内でしょうか。
皿のサイズが違うのか、カツが小さいのか。スカスカ感があり、盛り付けも雑です。

寄った画。
大阪王将こだわりのラーメンスープで作った、全く新しいボリュームたっぷりの大判ロースカツ丼です。サクサクに揚げたカツにラーメンスープを染み込ませ、トロトロの半熟卵と絡ませたご飯が進む一品です。温泉卵とピリッと香ばしい「ラー鉄ブレンドスパイス」のトッピングで味の変化もぜひお楽しみください!』
と、公式ページで説明がありましたが、カツは決して大判とは言えず、薄っぺらいもの。肉質も良いものではありません。
玉子とじの状態は半熟トロトロで、仄かに中華っぽい味で仕上げてあり、これはこれでイイなと。
温泉卵を崩し、ラー鉄ブレンドスパイスで変化を付けると、さらに良し。
カツはイマイチだけど味は悪くなかったし、構成に面白さはあるものの、それが1,098円分の満足度があるかというと・・・ちょっと無いですね。
興味の有る方はどうぞ。

メニュー
50年目の「情熱追い玉カツ丼」 1,098円
情熱カツ丼 988円

住所:愛知県知立市中町花山48
電話番号:0566-84-5039
営業時間:平日11:00~LO14:00 17:00~LO22:00
土・日11:00~LO22:00
定休日:無休
駐車場:共有50台

みかわ屋新町店@多治見で かつ丼並

多治見市役所の西側、銀座商店街の入口に店を構える、みかわ屋新町店。
なぜ新町店なのか、よく分かりませんが、他に同じ屋号の店がかつては有ったのでしょう。
外観も内観も、歴史を重ねたイイ感じの雰囲気です。
こちらでは、ちょっと変わったかつ丼がいただけるとのことで、かつ丼並を注文します。

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見た目はデミグラスソースがたっぷりかかったカツ丼。
ソースの味は、デミグラスと言えばデミグラス、だけど何か違う。
酸味はあるけど、土岐のちゝや旭家食堂のようなケチャップが強い味でもない。
けれど、そこまで複雑なテイストではなく、なんとも表現が難しい。
ソースの口当たりはさらりでもドロリでもなく、その中間。サクりとしたカツは薄めですが、このソースとの相性がイイですね。
ご飯までソースが染みて、カツが無くてもソースと米だけで十分ウマイ。
非常に面白い一杯、美味しくいただけました。

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メニュー
かつ丼並 650円 かつ丼大 700円

住所:岐阜県多治見市新町1-10-3
電話番号:0572-22-0448
営業時間:11:00~14:00 17:00~21:00
定休日:日曜日
駐車場:有

岩野屋@鶴舞で かつ丼

少し前のこの記事でも書いた通り、岩野屋という屋号の麺類食堂が何軒かある。

osugi-katsudon.hatenadiary.jp

今回は鶴舞の岩野屋で、堀田の岩野屋との違いを確認してみよう、という試み。
と言っても、比較するのはカツ丼だけです。
創業は1938年(昭和13年)と以前、じょばんにさんが書かれていましたので間違いないでしょう。
入口の小さなモニュメント?がお出迎えです。
かつ丼はノーマルかヒレかの選択。初訪なのでデフォをいただきます。

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実は事前に目玉である情報は入手していましたが、2玉とは驚きました。
名古屋の麺類食堂でこのタイプは珍しいですね。
見た目でもうウマいと確信。だって、黄身が今にも崩れそうなんだもん。
ロースのカツは画像では小振りに見えますが、けっこう肉厚。ツユの味付けは甘め。
早速一つ目の玉を崩します。カツにどっぷりと黄身を絡めていただく。至福の瞬間です。
もう一つの玉はご飯と玉ねぎと絡めて。
岩野屋の違いを確認・・・なんてことはもうどうでもイイ、とにかく美味い。
次は北区清水の岩野屋の記事を書きます。そのうち。

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メニュー
かつ丼 950円 ひれかつ丼 950円
セパレートかつ丼(サラダ 1,000円 他

住所:名古屋市中区千代田5-21-21
電話番号:052-241-4953
営業時間:11:30~14:30
定休日:土曜、日曜、祝日

ママン@南あわじ市でネギかつ丼

仕事でよく淡路島を訪問します。淡路島と言っても縦に長く、いつもは四国に近い方にある南あわじ市が行先になります。
ランチは決まった店(カツ丼やラーメンは無い)に行くことが多く、店主とも顔馴染みになるぐらいですが、今回は別の店へ。
福良港にある、とんかつ&喫茶ママン。
昭和36年創業の老舗で、朝はモーニング、昼はトンカツ、夜営業は無しというスタイル。夜営業していたら、もっと早く訪問していたのですが、淡路島に通い始めて8年目でやっと初訪です。

カツ丼はノーマルかネギかデミか。
ちょっと変わったヤツねらいで、ネギかつ丼をいただきます。

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味噌汁と漬物、ネギの上からかける出汁醤油が添えられます。

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丼寄りの画。ネギの盛り具合が分かるかと思います。
その上から、ママン自家製の出汁醤油をかけていただくのですが、この出汁醤油が秀逸。甘すぎず辛すぎず、上品でいて奥深さがある、香りの立つもの。
ネギの風味がいっそう引き立ち、旨味が強くボリュームもあるロースカツがさっぱりといただける、なんとも爽やかな美味さ。
ちょっと多めにかけて、ご飯とネギで食べるのもまた美味し。ご飯ススム系です。
これって、最後にお茶漬け風にしても絶対美味いヤツだよね・・・この記事を書いていて気付きました。
今年も暑くなる時期には淡路へ行くことになるので、次回はデミソースをいただこうかと、今から楽しみにしているのです。

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メニュー
かつ丼 950円 ネギかつ丼 920円
デミソースかつ丼 920円

住所:兵庫県南あわじ市福良甲1529-4
電話番号:0799-52-0020
営業時間:8:15~LO14:30
定休日:不定
駐車場:6台

地元・堀田で食べる② 岩野屋

地元・堀田でカツ丼を食べてみようシリーズの第2弾は、上坂町の岩野屋。
こちらは妹の同級生のご実家なんです。(その同級生は道徳で手打蕎麦さんてを営んでいらっしゃいます)
街の麺類食堂ですが、キャパが大きくメニューも豊富。夜は居酒屋代わりに訪れる方もいらっしゃる、人気の店です。
今回いただくのは、人気メニューであるカツ丼&ミニたぬききしめんのセット。
内容はこんな感じです。

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丼と麺だけでなく、小鉢が付くところが嬉しいですね。
カツ丼は玉子とじ後乗せタイプ。
実はだいぶ前の訪問。まだ暑い時期だったので、きしめんはコロです。

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カツ丼寄りの画。
ロースのカツはそれ程厚みはありませんが、脂身も含めて旨味のあるもの。
ふんわりと仕上げられた玉子とじは、優しいお出汁の効いたもので、具は玉ねぎと長ネギ。
カリッと揚がったカツとの食感のコントラストが楽しいですね。
ツユが多めで、ご飯まで優しいお味が染みわたります。
ミニのきしめんは手打ちで厚みのあるタイプ。モチモチ食感と濃い目の出汁が美味し。

名物?の女将さんが明るくて、初訪のお客さんにも冗談を言う、なんとも和やかで賑やかな雰囲気。いい店です。

ところで、岩野屋という屋号の麺類食堂ですが、鶴舞や北区清水、浅間町、瀬戸にもあり、共通点など興味があるところです。
実は鶴舞と清水の店は訪問済。また後程記事にします。

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メニュー
カツ丼 830円 
カツ丼&ミニたぬききしめん 1,090円

住所:名古屋市瑞穂区上坂町1-3-2
電話番号:052-881-4433
営業時間:11:00~15:00 17:00~20:30
定休日:月曜日・木曜日
駐車場:有

大濱旬彩 大正館@碧南駅前でカツ丼

名鉄碧南駅前に店を構える、大濱旬彩 大正館。
創業は大正三年で、旅館としてスタート。料理店、菓子店、遊技場、寿司屋、和洋食堂、結婚式場など様々な事業を展開しながら平成26年に創業100年を迎え、店舗建て替えの為翌年から休業。
平成28年に新しく生まれ変わった店舗は創業当初の外観を現代風にアレンジしたものだそう。

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入口はこんな感じ。
一人でカツ丼だけ食べるにはハードル高いなぁ、と思いつつ店の中に入ります。
案内されたのは、おしゃれなカウンター席。他にもお一人のお客さんが居てちょっと安心。
メニューを見ると、お昼は松花堂弁当か丼物をいただけるようで、値段も手ごろ。これでまた安心しました。
茶碗蒸しやサラダ、デザートまで付くセットもありますが、カツ丼単品を注文します。

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代々変わらず作り続けているという、名物の卵でとじない“元祖”カツ丼。
カツをご飯の上にのせタレをかけるだけという、シンプルなものです。
カリッと揚がったカツは、多少衣にゴテゴテ感があるものの、サクリとした食感は残っていて、肉質の良さが分かる旨味のあるもの。
甘辛でサラリとしたタレは、上品な味付け。タレの上品さが全体を引き締めている感じかな。
素敵な空間の中でいただく、歴史の詰まった一杯。良かったと思います。

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メニュー
カツ丼 800円 カツ丼セット 1,300円

住所:愛知県碧南市中町3-18
電話番号:0566-41-0125
営業時間:11:00~14:00 17:00~LO21:00
定休日:月曜日・第三火曜日
駐車場:有