大杉カツ丼の 月に向かって喰え!

正統派からご当地・変わりカツ丼まで、名古屋・愛知・岐阜を中心にカツ丼マニア・大杉カツ丼が食べ歩きます。

おかき屋辰心@知多市で岡田かつ丼

おかき屋辰心は、あられ製造の竹新製菓が運営する直売所。そのイートスペースでいただけるのが岡田かつ丼です。
メディアでも多数紹介されていますので、ご存じの方も多いかと思います。
知多市岡田地区は江戸時代から昭和初期まで知多木綿の生産が盛んだった場所。かつて岡田地区の食堂で愛されていた味を懐かしむ声から復刻再現されたのが、この岡田かつ丼だそうです。
券売機で食券を購入(700円)、ごはん大盛り無料と聞いて、もちろん大盛りで注文。

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ちゃんと蓋付きで提供されます。こういうところが嬉しいですよね。
吸い物と追いダレが別添えされます。

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蓋をあけると、大きな目玉が二つ。その下にタレのかかったカツ、ごはん。
まずは玉子を崩さずカツもよけ、タレのかかったご飯をいただきます。タレはたまり醤油を使っているそうで、甘い味付けでサラリとした粘度。イイ味してます。
カツは薄目ですがカリッと食感。半熟の目玉を半分崩し、カツをディップ。さらに別添えの追いダレで玉子に深みを加えてディップ。
もう一つの目玉を崩してご飯と絡めて。ここでも追いダレ。
吸い物の具はあられ。吸い物自体はインスタントな味だけど、あられがこれがまたウマい。
予想以上に良かったです。すべてはタレが決めてかと。帰宅してから気付きましたが、このタレ売っているんですよね。買っとけばよかった。

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メニュー
岡田かつ丼 700円

住所:知多市岡田登り27
電話番号:0562-56-0280
営業時間:11:00~15:00(イートスペース)
定休日:年中無休
駐車場:有

【閉店】オゼキ本店@大門でヒレカツ丼

焼きとんかつで有名なオゼキ。いつもは鈍池店を利用するのですが、本店も綺麗になっているので行ってきました。これは何ヵ月か前の訪問です。
わざわざそう書くのは、もう閉店しているから。7月上旬に調理場から出火、その後閉業されたようです。
そうは言っても、記録は残しておきます。いただいたのはヒレカツ丼(1,000円)。オゼキのカツ丼は変わっている、というのは承知の上です。

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オゼキと言えば焼トンカツですが、焼きではなく揚げでした。
甘辛い味付けで大きめにカットされた、たっぷりの玉ねぎ。そして、おそらく同じタレをくぐらせたカツ。
ご飯がススムこの味付け、イイですね~。
そして、玉ねぎをよけると中心にポーチドエッグが潜んでいるんです。黄身は流出しない程度の半熟。崩してカツと一緒に食べるとさらに美味し。
鈍池とはまた違った雰囲気が良かったので閉店は残念です。

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メニュー
カツ丼 900円 ヒレカツ丼 1,000円

住所:名古屋市中村区名楽町1-6
閉店

とん八@鶴舞で味噌かつ丼

叶の次はどこで味噌カツ丼を食べるべきか?
やはり味噌をたべるならココでしょう。昭和58年創業のとんかつ専門店とん八。
この日は平日にもかかわらず、ディナータイムに 外並びができるぐらいの人気店です。
味噌かつ丼(1,100円)をいただきます。普通の玉子とじカツ丼もありますが、とん八なら味噌を食べないと。

味噌ダレが艶々しているのが画像からも分かります。見た感じドロリ濃厚と思いがちですが、意外とさっぱり。口当たりが良いのです。
岡崎の八丁味噌を使用し、化学調味料は不使用。独自に改良し続けているというから、美味くない訳がありません。
ロースかつに厚みは有りませんが、肉を噛みしめるとイイ豚を使っているのが良く分かります。ラードと植物油をブレンドして揚げているそうですが、サクリとした衣の食感も残っていて美味し!
次回は味噌チーズひれ丼に。もう決めちゃいました。

メニュー(価格は訪問時)
かつ丼 1,050円 ひれかつ丼 1,100円
チーズかつ丼 1,100円 チーズひれかつ丼 1,150円
味噌かつ丼 1,100円 味噌ひれ丼 1,150円
味噌チーズかつ丼 1,150円 味噌チーズひれ丼 1,200円
他、丼有り

住所:名古屋市中区千代田3-17-15 
電話番号:052-331-0546
11:00~LO13:45 17:00~LO20:20
定休日:日曜日(祝日と火曜日と木曜日は昼のみ営業)
駐車場:提携コインP有

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【リニューアル前】玉屋@覚王山で かつ丼大盛

※2021年12月10日にリニューアルオープンしました。この記事はリニューアル前のものです。

覚王山日泰寺の参道入り口に店を構える玉屋。デカ盛りで有名な店です。
創業100年余り、4代に渡って愛されてきた食堂が2020年8月1日をもって一時休業となりました。
建て替えの為の休業で、2022年に営業再開するそうです。
訪問したのはもちろん休業前。この時はそんな素振りは全くありませんでした。

前回の訪問は2011年。その時は中華そば定食を食べています。
blog.livedoor.jp
その当時から噂に聞いていた「カツ丼大盛り」。今回はこれにチャレンジするのです。(税込1,000円)

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カツ丼大盛りです。大盛りはご飯がてんこ盛りなので、カツが上に乗らず別皿に。
ご飯は茶碗ではなく丼、漬物は蒲鉾以上の大きさ、カツはかなり厚み。と書けばそのボリュームの凄さがお分かりになるでしょう。
丼にはカツとじの煮汁がかけられています。濃い目で甘い味付けなので、これだけで飯が進むのです。
とにかく米を減らさなければいけないので、最初のうちは米だけをかき込む。でもこれがウマいんですよ。
ある程度丼の中を減らしたところで、カツに手を付けます。かなりの厚みで噛み応えのあるしっかりとした肉質。カツ自体がデカくて、カットしてある一切れもデカい。でも、濃い目の味がよく染みていてこれまたウマし。
ふんわりした玉子とじをオンザライスでさらに米を減らし、いよいよ皿の具材を丼に。
味を噛みしめつつワシワシと喰らい、残るは茶碗一杯程度のご飯のみ。皿に残った煮汁をかけて、最後はちょっと濃い目の茶漬け風に。
中盤からはちょっと苦しかったけど、美味しく完食しました。
2022年に生まれ変わる玉屋、首を長くして待ちます。

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メニュー
かつ丼 820円 かつ丼定食 1,120円

住所:名古屋市千種区山門町2-47
2022年まで休業中

八千代 味清@稲葉地本通でデミカツ丼

かつて錦三丁目に有った『伝説のヒレカツ』が食べられるという名店「八千代本店」で初代が修行し、昭和37年に八千代味清を創業。半世紀に渡り伝統の味をひきついでいる老舗の洋食店です。
近年では、『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版』で「ビブグルマン」として掲載されていて、ご存じの方も多いことでしょう。
こちらでいただくことができるカツ丼は、みそかつ丼とデミカツ丼(メニュー表記そのまま)。
やはりここは洋食店ということで、デミカツ丼(赤だし付 1,380円)を注文です。

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丼ではなく、おしゃれな白いボウルで提供されます。
ご飯の上に千切りキャベツが敷かれ、その上にロースカツ、そしてドロリとしたデミグラスソース。最後にハート型の目玉焼きが乗っかり、パセリが添えられています。
厚みは普通ですが、お肉の質がイイですね。サクッとした揚げ具合も申し分なし。
デミグラスはやや酸味がある甘酸っぱいタイプ。これがウマいんですよ。カツにも合うし、ご飯にも合う。
そして、半熟の目玉焼き。もったいないので、半分食べ進むまでガマンしてから崩しました。デミと黄身をカツに絡め、ご飯と共に口の中へ。これが楽しいんですよね。もちろん美味い!
こりゃ、みそかつ丼も美味いに違いない。また食べに行こう。

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メニュー
みそかつ丼(赤だし付) 1,380円 デミカツ丼(赤だし付) 1,380円

住所:名古屋市中村区稲葉地本通2-9-1
電話番号:052-412-0568
営業時間:11:00~14:30 17:30~20:30
定休日:木曜日夜、金曜日
駐車場:東側に15台

浅田屋@伏見で上かつ丼

ヒルトン名古屋の南側で、御園座の西側に位置する老舗の麺類食堂浅田屋。
場所柄、サラリーマンの利用が多いはずなので、ランチタイムは(おそらく)混雑しているのでしょう。私が訪問した平日夜、このコロナ渦で先客はゼロでした。
注文したのは、前から狙っていた上かつ丼(赤だし付1,500円)。ノーマルかつ丼が900円に対して、600円増。基本はノーマルからボリュームUPのようです。

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分厚いカツが丼からはみ出す、破壊力のあるヴィジュアル。それに負けじと赤だし椀のデカイこと。丼が普通以上のサイズなので、比較するとその大きさがお分かりかと。
ロース肉は岐阜県産ブランド豚を使っているのだそう。肉の厚みと提供時間、衣の状態から判断して、カツは揚げ置きを温めている(二度揚げしている?)と思われますが、それでも食感が損なわれている訳ではなく、肉の旨味と脂の甘みを感じる上物。
玉子は画像からも分かる通り半熟トロトロ。味付けは甘めで出汁感のあるもの。
赤だしは具も汁もたっぷりで、腹パンになります。
食べたばかりなのに、また食べに来たいと思わせる一杯。 欲を言えば、揚げたてが食べたかったな。他客が居ないのであればなおさら。

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メニュー
かつ丼(赤だし付) 1,500円 かつ丼 900円

住所:名古屋市中区栄1丁目9-13
電話番号:052-221-1718
営業時間:11:00~14:30 17:30~20:00

味処 叶@栄3丁目で元祖味噌カツ丼大盛

最初の店は、やはりココ。
名古屋でカツ丼と言えば味噌。味噌カツと言えば叶です。
昭和24年創業の超老舗。“味噌カツ”という名称はこの店から始まったと言われています。
元祖味噌カツ丼を大盛で、豆腐のみそ汁付(1,900円)で注文します。

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ものすごいボリュームです。ノーマルがカツ6切れに対して、大盛は倍の12切れ。
真ん中に半熟卵が居るのですが、隠れて見えていません。ヴィジュアル的にはノーマルの方が映えるのかもしれませんね。
分厚いロース肉は食べやすい大きさにカットしてあります。脂身が多い箇所、筋のある箇所、柔らかい箇所、色んな食感が楽しめ、これはこれで良いのでは。訪問時のメニューには肉を赤身にチェンジという項目無し。以前のメニュー画像にはそう書かれていましたが、今はやってないのかな。
八丁味噌のタレにどっぷり浸かっていて見た目からしてコテコテですが、意外にアッサリした味付け。そのせいで、最後まで飽きずに食べられます。
途中で顔を覗かす半熟卵を崩しながら絡めていただくのが最高。
値が張るので気軽には食べられませんが、ちょっと贅沢したい時にぜひ。

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メニュー
元祖味噌カツ丼 1,400円 豆腐のみそ汁付 1,500円
元祖味噌カツ丼大盛 1,800円 豆腐のみそ汁付 1,900円
たまご追加 80円 かつ追加1個 100円 ねぎ 100円

住所:名古屋市中区栄3丁目4-110
電話番号:052-241-3471
営業時間:11:00~14:30 17:00~20:30
定休日:月曜日